GAAD2021・アクセシビリティの祭典2021に参加しました

 令和3年5月20日(木)に「GAAD2021」が,21日(金)に「アクセシビリティの祭典2021」がオンライン上で開催されました。参加された方,いかがだったでしょうか。私も通院や他の用事の合間を縫って参加しました。

 2日間のイベントに参加して,デジタル技術が発達するうえでのアクセシビリティのあり方,意識について改めて深く考えるきっかけとなりました。その中で印象的だったのは,ウェブアクセシビリティのことを知らないというウェブ業界人が6割以上だったという調査結果があったことです(21日(金)に行われたアクセシビリティの祭典2021で紹介されていました。)。これほど知らない人が多いのかという驚きと,より積極的な情報発信をしていくべきだという思いを同時に持ちました。ウェブ業界人の6割以上が知らないということは,一般の方はさらに知らないのかもしれませんね。身近なところでいえば,Twitterでよく載せられる画像,これに代替テキストを載せることもウェブアクセシビリティの1つです。
 また,私たちのホームページでは,「便利だけど不便なもの」の例としてセルフレジをあげています。今回のイベントでもセルフレジについて取り上げられていました。視覚障がい者や肢体不自由者の場合であれば,一人で会計が難しい,できないということがあります。視覚障がい者であれば,レジのパネルを操作することが難しいとか,肢体不自由者であれば,商品を会計に通すときに時間が掛かるとかです。これらの機器を視覚障がい者を含む全ての人が使えるようにするには,どのような工夫が,どのような改善が必要かを考える必要があると考えています。

 セッションにてこれらの情報が情報が提供されることで,アクセシビリティに関する課題,デジタル技術に関する課題がより鮮明になったと自分自身は考えています。少しだけの参加でしたが,これからのセンター活動の参考にしたいと思っています。